形成外科とは、身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、さまざまな手法や特殊な技術を駆使して治療する外科系の専門領域です。機能のみならず、形態的にもより正常に、より美しくすることで、患者さんの生活の質”Quality of Life”の向上に貢献します。
形成外科専門医とは、形成外科領域のさまざまな疾患についての専門的な知識と診療技術を持ち、適切な診療を行い、必要に応じて他領域の専門医と共同して治療を行う能力を備えた医師のことです。定められた研修を修め資格試験に合格した医師が専門医に認定されます。
さくら形成外科は、患者さまの健康と幸せを第一に考え、安全で安心な医療を提供することを心がけている形成外科クリニックです。
私たちの診療は大きく分けて二つの柱に基づいています。
さくら形成外科ではこれらの診療を通じて、患者さま一人ひとりが自身の異常や変化に対して積極的に向き合えるよう、そして、皆様の人生がより豊かで輝かしいものになるためのきっかけになれたらと、日々尽力しております。
さくら形成外科についてもっと詳しく知りたい方は、診療理念のページへ
近年の高齢化社会を背景に、褥瘡（床ずれ）や慢性疾患に伴う難治性潰瘍、皮膚悪性腫瘍などの患者さまが増加しています。当クリニックでは形成外科専門医、日本褥瘡学会認定医師、創傷外科専門医としての専門的知識と経験を生かして最善の治療を提供します。入院加療が必要な患者さまには、専門的加療が可能な病院を紹介します。
また、QOL（生活の質”Quality of Life”）を維持するためのアンチエイジングもこれからの形成外科の重要なテーマになると考えます。多くの高齢者の方々が社会参加活動などを通じて幅広い分野で活動し活躍しています。社会的活動に積極的に参加するためには、健康であることがカギとなります。または、健康状態がよければ日常生活や社会的活動が活発でいられると考えられます。
外見や機能の改善は心理的な健康にも影響を与えることがあります。例えば、シミ、シワ、たるみなどの加齢性変化に対して、美容的治療を行うことで、心も体も健康で若々しく美しく、快適で満足度の高い生活を送ることができると期待されます。
日本抗加齢医学会では、「老化は病」ととらえ、老化のメカニズムを学び予防医学からさらに老化治療にも取り組んでいます。健康寿命を延ばし、老化関連疾患への治療介入から真の若返りを目指しています。日本抗加齢医学専門医として今後も抗加齢医学を学び、最新の医療提供に努めます。
がんの罹患数と死亡数は、人口の高齢化を主な要因としてともに増加していますが、一方で医療の進歩に伴い、生存率は上昇傾向にあり、社会生活を送りながら治療と向き合う患者さまが増えました。さらにはQOL（生活の質”Quality of Life”）向上を目指して外見の変化に対する美容的アプローチも期待されるようになりました。
がん患者さまに対する美容医療は、患者さまのQOLを向上させ、心の健康をサポートする重要な手段となります。さくら形成外科ではがん治療による外見の変化に対処し、よりよい外見と精神的な健康を維持できるように支援する役割を果たします。
また、がん治療による外見の変化だけでなく、加齢性のシミ・シワ・たるみなどに対しても、当たり前に美容治療を検討してもよいのではないでしょうか。「がん」だからといって、美容治療を躊躇する理由にはならないと思います。
しかしながら、がん患者さまへの美容治療には、確立された治療法がなく、がん治療中には使用できない薬剤や機器もあり、まだまだ課題が多いことは否定できません。よって、患者さまの状態や治療段階に合わせて、治療方法を慎重に検討しなくてはなりません。
これまでは数多くの乳癌患者さまの乳房再建に携わり、形成外科医として失われた形態を再建することが主な仕事でしたが、美容治療により心や気持ちの再建も可能になると期待しています。小さなクリニックでも貢献できることがある、あるいは小さなクリニックだからこそできることがあると思います。さくら形成外科は、受診しお話するだけでも心が軽くなるような、温かいクリニックを目指しています。
形成外科は体表面全体を診療対象とする外科です。そのため形成外科領域の疾患は多岐にわたります。形成外科専門医としての知識と経験をもとに、あらゆる問題解決のために最善の治療に努め、他の分野の専門医との連携も密接に行います。
ご予約はお電話にて承っております。
基本的に予約制での受診をお願いしておりますが、緊急の場合等、当日受診をご希望の方もお電話にてご相談ください。
クレジットカードでのお支払いが可能です。
