お知らせ

熱傷(やけど)

皮膚に高温が作用したために起こる障害をさします。

火災、爆発、低温熱傷、薬品による化学熱傷、電流による電撃傷などがあります。応急処置として直ちに冷却することが大切です。水道水などの流水で20分程度行います。その際には衣服を無理に脱がず衣服の上から直接流します。

治療は、熱傷の深度や範囲、部位、原因などにより、軟膏や創傷被覆材等を使用します。浅いやけどは軟膏治療などの保存的治療により数週間で治癒します。治癒後は色素沈着としてキズアトが残ることがあり、外用やレーザー治療を行うことがあります(保険外診療となる治療法も含まれます)。深いやけどでは、軟膏治療では治癒までに時間がかかり、治癒後に肥厚性瘢痕や瘢痕拘縮などの後遺症を残す可能性が高くなります。壊死組織を除去し皮膚移植をするなどの手術が必要となる場合があります。湯たんぽなどによる低温熱傷は、面積は小さいですが深いやけどになることが多く、手術を行うこともあります。手術には、感染、疼痛、出血、血腫、発赤、腫脹、縫合不全などの合併症があります。術後の瘢痕が目立つことがあります。

不適切な治療や感染などにより、損傷が深くなると治癒までに時間がかかるだけでなく、瘢痕や肥厚性瘢痕、ケロイド、拘縮などの後遺症を招くことになりますので、早期から専門医の診察を受けることをおすすめします。

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