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眼瞼下垂症

上眼瞼が十分に上がらない状態です。加齢による皮膚のたるみ、筋肉の衰え、腱膜のたるみなどが原因となります。頭痛や肩こりの原因になることもあります。

手術では、たるんだ腱膜や筋肉を前方に引っ張り、瞼板に縫合固定します(挙筋腱膜前転)。たるんだ皮膚を切除する方法としては上眼瞼皮膚切除、眉毛下皮膚切除があります。上眼瞼皮膚切除は、挙筋腱膜前転法と同時に手術が可能ですが、皮膚の切除量に限界があり皮膚をたくさん切除すると不自然な形態となることがあります。そのため、たるみが高度の場合には、挙筋腱膜前転法を施行し数ヶ月して眼瞼形態が落ち着いてから、眉毛下皮膚切除術を追加することがあります。あるいは眉毛下皮膚切除術を施行してから数ヶ月の後に挙筋腱膜前転法を施行することがあります。

手術により開瞼が楽になり、視野良好となります。頭痛や肩こりの改善が期待されます。手術には、出血、疼痛、感染、発赤、血腫、腫脹などの合併症があります。キズアトが残ります。予定外重瞼線が出現することがあります。感覚異常、ドライアイ、眼脂、流涙、羞明、角膜乱視の変化などの合併症があります。数週間から数ヶ月で改善することが多いです。低矯正、過矯正、左右差、再発などに対しては、半年程度経過し瘢痕が成熟してから修正術を計画します。複数回の手術を要する場合があります。また、術前・術後に眼科での診察をおすすめします。

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